2019.10.29
多彩な色合いを実現することができるフロッキー植毛。今回は2色パイルを使い混毛することで、見る角度や光の当たりかたによって色が変化する、美しいフロッキーの着色技術をご紹介したいと思います。
下の4種類のカラーサンプルは同じ加工サンプルをそれぞれ正面・縦に傾けた物・横に傾けた物となっています。
どんな風に色の違いがでるのかをご覧ください。
まずは、分かりやすく白と黒の対照色でのフロッキー加工です。
正面(左写真)から見ると黒が色濃く見えていますが、斜めに傾けていく(中央、右写真)と白が強くなりグレーまたは、うっすらと雪が積もったような不思議な色合いが表現できます。また光の当たり具合でも、色合いや見え方が微妙に変わってきます。
こちらは青とクリーム色の混毛フロッキーになります。正面(左写真)は鮮やかな青、傾けるとやはり青を覆う様に薄いクリーム色が浮き上がってきます。
赤と紺色の混毛によるフロッキーになります。正面(左写真)から見ると赤と紺が混ざり合いエンジ色の様な深みのある色合いとなっていますが、傾けていくと鮮やかな赤(中央、右写真)が際立ち、何とも不思議な色の移ろいを見せてくれます。
最後にピンクとクリーム色の混毛フロッキーです。正面(左写真)から見ると落ち着いたピンク色となっていますが、傾けるとクリーム色がピンク色を覆う様に浮き上がり色が変化していきます。まるで本物の桃の表面の様に薄い毛が表面を覆うように生えているようにも見えます。
これら全ての加工は、色の対比を使いながら、混毛の割合や毛の長さをそれぞれに調整してフロッキーすることで絶妙な表現を可能にすることができるのです。
見る角度によって色の移ろいが楽しめる混毛フロッキーで、今までにないオリジナルの加工表現を是非試してみませんか。
ご興味のある方は、気軽にお問い合わせください。